この4月で私がmomo撮影会に携わって6年になりますが、これまではモデルの脱退の仕方、脱退した後に制約を設けていませんでした。
理由は、以下の3つになります。
- 辞めた後の事まで口出しするのはどうかと考えたから
- 比較的在籍期間が長いモデルが多いので、モデル自身が”それなりに”判断が出来ると考えたから
- 誓約書や同意書を取って縛りつけるのは私自身好ましく思わず、”信頼関係”で、momoに在籍してもらう事を目指したから
となります。
しかし、このようにモデルが主観的に判断する体制を敷いていた為か、これまで在籍のモデルを早く辞めさせようと説得をしているカメラマンさんがいたと何件か聞きました。
撮影会の予約とか煩わしいし、撮影会を通さずに自由に撮影を可能にしたいという思惑みたいでした。
それでも、モデル自身の自主的な判断に委ねていました。
しかしながら、これまで撮影会を運営する私の立場で見る限り、無秩序な印象を感じています。
そのモデル自身とカメラマンさんとの個々の話しではあるものの、前例が出来ることで残ったモデルも同じ様に見られて対応されたり、積極的に交渉をしなかった一般参加のカメラマンさんの立場も考える必要があります。
私の立場や別の人の立場まで、辞めていくモデルやカメラマンさんに考える事を求めるべきではないので、私が考えていきます。
「何も言わなくても、こういう風に考えるだろう」は世代や立場も違い、”幻想”なので、やはり口に出して伝えて確認が必要です。
私が考える内容を参照枠としてモデルに提言して、それを基に考えてもらえればと思った次第です!
前置きが長くなってしまいましたが、、、
2022年4月以降に加入するモデルには、今までよりも判然とした撮影会としての在り方を提示して、その内容に対して是非を問うてます。
先に触れた辞め方、辞めた後のことも面接に来た人全員に伝えています。
具体的には、この様になります。
- 元々自分が持っていたSNSは使用せず、撮影会に加入の際にmomo専用のアカウントを作成
- 辞める際には専用のアカウントは削除する
- フリー活動を開始する際は、完全に辞めてから一定期間をおいて開始する
ひとつづつ解説していきます。
元々自分が持っていたSNSは使用せず、撮影会に加入の際にmomo専用のアカウントを作成
理由は2つあります。
- 個人情報を保護する為
個人で使っていたアカウントには友達や家族が載っていたり、バイト先や最寄り駅、良くいく所などプライバシーが多く残っている場合が多いからです。
また、撮影会専用アカウントから個人アカウントへの誘導をしてしまうとアカウントを使い分ける意味をなさない為、しないように伝えています。
個人で使っているアカウントが知らせる事で、個人のアカウントの方にDMを送る人が増える為に、迷惑トラブルに発展するケースが多くなるからです。 - 撮影会利用専用のアカウントとして区別する為
モデル個人が運用する事になりますが、そのアカウントは撮影会用となります。
プライベートアカウントではなく、業務用なので私の方もアカウントには関与します。
(細々と口を出さないですが、「困ったDM」にはモデルが対応できない事もあるので、私から迷惑となる行為は辞めてもらうお願いをする事もあります)
辞める際には撮影会専用のアカウントは削除する
自分が運用していても、撮影会の業務で知り得た情報は辞める際に削除するのが一番キレイだと考えます。
学生の人にはこういった考え方に馴染みないと思いますが、仕事をしている人には一般的かと思います。
その為に既存のアカウントは使用せずに新しくアカウントを作成してもらいます。
フリー活動を開始する際は、完全に辞めてから一定期間をおいて開始する
辞めると期限を決めた際は、その期限いっぱいまではmomo撮影会で全うしてもらいたいと考えます。
フリー活動をするにしても、区切りを終えて名残り惜しまれて、改めて誰もが納得する形で始める方がすぐ目先の利益を取るよりも中期的には良いと思います。
その方が社会人であるカメラマンさんもスッキリと応援しやすいからです。
(フリーとしての活動を待ち望んでいるカメラマンさんも居られますが)
フリーとして先の活動に不安があって、少しでも早く集客したい!と在籍中にフライングしてしまったり、告知をするよりも「私は」その方がいいと思います。
これらの考え方が正しいかどうかは立場や考え方で異なる為、論点はそこではなく、新しくモデルになる人には私の考えと条件を提示して、アリかナシかを自身で判断してもらってます。
同意した場合は約束として守ってもらい、同意できない場合は辞退するか、別の形態での加入かのどちらかになります。
制約を受けないケース
私の提示内容に同意して制約を受ける人には、待遇で差は付けています。
(待遇の内容は生々しいので公には記載しませんが、モデル全員に伝えています)
以下の理由などから制約を受けたくないという人には、待遇面で違いがある事を承知の上、加入してもらうケースもあります。
- 元々、撮影モデルを行っていたり、フォロワーの多いSNSをもっていて、過去のアカウントを活かしたい
- この先どうなるかわからないし、将来的に別の撮影会やフリーモデルにならないとも限らないので、制約は受けたくない
※フォロワーの多いSNSを活用したい人でも、新しいアカウントを告知する事で通常のモデルと同じ加入が出来て、新しいアカウントにも人が流れます。
(撮影会を辞めてから、元々持っていたアカウントで撮影のやり取りを再開するのは問題ありません)
既存のモデルに関して
既存のモデルには特に変更はありません。
これから加入するモデルと比較して不利な条件にならないように、後付けでルール変更が無いようにしていきます。
考える際の基準
何かあった際に考える基準とするのは、非常にシンプルですが
- ルールを守る在籍モデルが損にならないこと
- カメラマンさんが一定のルールの中で平等になること
※”常連さんびいきしている”とクレームを何度か受けた事ありますが、ルールは皆さん一緒です。
※ただし、ルールの内容が参加数の多い方が優位にはなっています。
ポイントが多く付いたり、リクエスト撮影を行えたり。
現状はこの様になっています。
(2022年5月20日現在)
変更があれば、都度アナウンスしていきます。